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Channel: 「日本にR&Bを根付かせる!」西崎信太郎のブログ
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R&Bを仕事にする、それしか生きる道は無し。

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今日は、ちょっと僕の話でも。

長いんで気楽に見て下さい。









R&Bに出会ったのはいつの事だろう。

多分、R&Bっていう言葉を初めて聞いたのは、高校1年の時。



洋楽は、小学生の頃から聴いていたんです。

マライヤ・キャリーとか、マイケル・ジャクソンとか、

ポップス・フィールドでも活躍している人達だったから、そういう人達から必然的に入って。





今になるとよく聞かれるんですよ。

「R&B、もしくは洋楽にハマったきっかけは何の曲?」

って。



で、だいたいこの曲って答えてます。

C+C Music Factory / Do You Wanna Get Funky


"Got To Be Real"を使っているバージョンの方。



この曲が入ったテープが、中学の時に僕の元にまで回ってきたんですよね。

中学3年の時にこの曲を初めて聴いて。


今の人生のどこが原点かって言ったら、多分この曲聴いた事が原点。

15歳の僕が、これ聴いて一発で自分の世界が変わったんですよねー。


今思えば、

最近十何年振りに会うようになった中学の同級生の与儀君とか新井君から回ってきたのかなって(笑)

彼らはこの時点でもうDJやってたし。





でも、この時点で僕はR&Bっていう言葉は聞いた事が無くて。

HipHopっていうジャンルは分かっていたんだけど。









で、高校に入ってからDJやってるヤツも結構いたから、

その時に何気ない会話で聞かれた事。

「お前、R&Bは聴かないの?」

って。





R&Bって何だよ。





でも、今でも鮮明に覚えているのは、

この言葉の響きがとても芳醇で魅惑的だった事。



まぁ、そこからR&Bっていうジャンルを意識的に聴くようになり、

ご周知の通り存分にハマっていく訳でありまして。













で、ここから僕のゴミ人生がスタートする訳でして。



R&Bを好きになったから?

では無く。





公には特に言ってないんですけど、今となっては何も気にしてないので。

実は、僕高校中退。

更に言うと、専門学校も1ヶ月で中退。



社会に順応出来ないドロップアウターでした。

今考えると、当たり前だったかなって。



なりたくない自分になろうとしかしてなかったから。

当時の自分は、辛かったんだよね。



何をやっても出来ない。

他人と同じように生きなきゃいけないって何故か思っていて、

でも何も出来ない。


正直、高校ではイジメも経験したし。

ぶっちゃけ、辞めた理由を今冷静になって思い出してみれば、多分ソレ。

人間関係。



自殺は1回も考えた事は無かったけど、

でも全てから逃げたかった。

だから辞めた。

っていうか、辞めればイジめてる奴らを見返せるとか思っていたのかも。






全てが悪循環。

で、そんな時に出会ったのがR&B。

出会ってしまった、っていう方が正しいのかな?



R&Bに出会ったのは高校1年の後半。

僕が高校辞めたのは2年の半ば。





だんだん、学校に行かなくなっていて(笑)

理由はレコード買いに行きたいから。


既に盲目状態。

あ、辞めた理由がもう1つあった。

出席日数が足りなくなった(笑)










それで、もう自分の中で切れちゃって。

もう辞めちゃえって。

先の事は何も考えなかったし、考えられなかったし。



一応、単位制高校に入り直して、高校卒業の資格は取ったけど、

さっきも書いた通り、その後入った専門学校も辞め。



そりゃそうだ。

環境変わっただけで、自分が何も変わってないんだから。




で、ここからが最強のダメ人生。

引きこもり。





もう、何も出来ない。

社会が怖い。

人と接するのが怖い。





友達はいても1人か2人くらい。

親のスネかじって生きるクズ野郎。


自分をダメだと思い、将来の事なんか考えるとお先真っ暗。

俺、この先どうやって生きて行くんだろう。

どれくらいか覚えていないけど、引きこもりの時期、結構長かったなー。





何かと、辛いかったんですよね。

全てに噓つきながら生きていく感じなんで、

それが嫌だからもっと自分の殻に閉じこもる。










でも、R&Bに出会ってからはこの情熱が衰える事は無く。

高校辞めようが、引きこもりになろうが、ずっと好きなものR&Bで。




じゃあ、このダメ人生からどうやって変わっていったかというと、

当時、長く付き合っている彼女がいて、

僕がどんだけどん底に落ちようが、いつも見守っていてくれたんですね。



遠距離だったんで、月に1回くらい会えるのが、その時の人生の数少ない楽しみで。

僕はダメ人間、でも付き合ってくれていて。

だから彼女にも甘えていたんですよね。





で、ある時。

突然連絡が取れなくなって。



メールしても返信無い、携帯に連絡しても出ない。

ちょっと嫌な予感がしてたんですよね。



で、実家に電話したら、やっと出てくれて。

案の定、理由は、愛想を尽かされた(笑)

そりゃ当たり前だ。男としての魅力ゼロだからね。





で、この時学んだ事。

人って一瞬で変われるなって。



当時、その人の事がかなり好きだったんでしょうね。

だからかなりのショックで。





何したかって、次の日から働きました。

今まで、散々社会が怖くて、人と接するのが怖くて、

バイトもした事無い、働いた事無かったのに。



だから、当時の彼女には本当に心の底から感謝してます。

あのクズ人間だった当時の僕を救ってくれましたから。







働いたって言っても、

当時僕の実家は自営業だったので、親父に頼んで親父の店で働く事に。



高校辞めた時は、母親を泣かせてしまった。

今思えば、この時は小さな一歩だったけど、少しだけ親孝行が出来た事が嬉しかった。

って、そんな事は当時は考えてなく(笑)



思った事はただ1つ。

俺、働いてるぜ!!

この皆と同じ事が出来る自分が、心の底から嬉しかったんですよね(笑)










で、ここから少しずつ自分の人生が明るくなってきたのですが、

あくまで人生のスタートラインに立っただけ。



正直、親父のやっている仕事だから、別にやりたい事じゃない訳で。

ご存知の方は、ご存知。

この時は今より体重が20キロくらい多かった時。



本質は対して変わってないんですよね、この時も。

相変わらず友達少ない。





この時の趣味は、レコードとCDを買う。

それだけ。



買うなんていうレベルじゃない。

買いまくる。



1回に10万使う事もあったり。

とにかく買いまくる。





今までの人生を燻っていた感があるから、

そのうっぷんを晴らすかのように、買いまくる。

それしかなかったんです。







この時、22歳とか23歳とか。

人生のスケール感としては、物凄く小さいのですが、

当時の年齢としてはちょっとお金を持っている方だったと思うんです。



実家暮らしだったし、生活費かからなかったから。

ぶっちゃけ、結構良い外車も現金一括で買ったりしてました。中古ですけどね。





で、この頃の時代を経験した事が、今の僕には凄く良くて。

っていうのは、この構図が出来上がったから。





お金はある ⇆ 人生楽しくない






これ。

お金があるって言ったって、そんな大した額じゃないんです。

でも、この時、ハッキリと分かったんです。



好きな事をやって生きないと、人生楽しくない。

当たり前過ぎるでしょ(笑)

だって、お金あるのに人生楽しくないんだもん。

お金で買える物なんて、はかないですよ。僕的にですけどね。










お金が欲しいか、欲しくないか、って言ったら、

ハッキリと答えます。

欲しいです。




ただ、その稼ぎ方。

好きな事をやって、お金を稼ぐ。




お金お金っていうと、日本人って後ろめたさを感じるじゃないですか。

でも、それは違うと思います。



お金を稼ぐ = それだけ税金を収める



それだけで、社会貢献です。

しかも、好きな事をやって稼ぐ。





お金稼がないと、憧れないでしょ。

好きな事をやってるけど、お金無い。

それじゃ、次の若い世代が憧れないじゃないですか。



だから、好きな事をやって、沢山の方に喜んでもらって、

そしてその対価を頂く。










今も、人生の途中。

これまで、まわり道もしてきたし、まだやりたい事が無数にあるし。






沢山の方に迷惑をかけてきたし、特に両親には。

僕には、もう引き下がれないんです。



社会的ドロップアウターなので、

自分に与えられた道を、突き進むしかないんです。






もう後戻りは出来ない。

っていうか、したくない。





進むべき道は、自分が本当に大好きなR&Bの世界を、盛り上げる事。

これが、自分に与えられた生きる価値。












でも、結局のところ昔となんら変わって無いんです。

全然我慢強くないし、未だにチキン野郎ですし(笑)



当時と今、決定的に何か変わったかっていうと、

ぶっちゃけ何も変わってないと思います。



変わっている事があるとしたら、

自分が進みたい道に進んでいると言うだけ。


それは好きな事を仕事にしているという事。

大好きなR&Bが全部守ってくれている、そんなイメージ。





当時からしたら、想像出来ないくらい人生のワクワクが半端ないです。

だって、オタクまっしぐらだった時にCD買ってた海外アーティスト達と、

今は音楽ビジネスで対等に仕事出来るし。

あ、でも僕、英語喋れないんですよ(笑)

最後は情熱、それだけです。





R&Bから、本当に沢山の力をもらっています。


でも、もし今後僕が音楽シーンで何か大きな事を成し遂げられるとしたら、

それは僕の父親と母親の子であるという事。それ以外は何も無いです。








明日からの人生は、何が起こるかな。

目の前で起こる事、それも全て自分次第。


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