強い者が勝つ。
のでは無くて、
勝った者が強い。
もし、この構図が成り立たないのであれば、
夢を持って人生をかけて生きている人は、どこに希望を持てば良いのだろうか。
己の実力だけを信じて、
自分の力を信じて結果を残す。
その波乱万丈な生き様に、人々は引き込まれる。
筋書きの無い人生はドラマチックで、だからこそ面白い。
しかし、今の日本における音楽業界は、真逆。
勝った者が強い。
のでは無くて、
強い者が勝つ。
音楽の本質は娯楽。
だから、僕は作り手も、聞き手も、各々が好きなように楽しめば、それで良いと思う。
ただ、音楽にエンターテイメントやショー・ビジネスとしての1面で見た時、
聞き手はもっともっとわがままに、好きなように意見を述べるべきだと思う。
良いモノは良い、ダサいモノはダサい。
音楽は楽曲の作り手だけが作り上げる世界ではない。
聴く人も音楽業界発展の一因を担う重要なファクターであると、個人的には思っている。
ニューヨークのミュージカルが世界一素晴らしいと言われる理由は、
その観客が世界一素晴らしいから、という話もあるくらい。
聞き手も、もっとわがままに意見を言っちゃっていいと思う。
確かに、国や地域によって、音楽という娯楽に求める要素自体が異なる。
ただ、
歌手を目指すからには歌が上手いのはあくまでスタートラインであって、
という、音楽業界が本来当たり前に持つべき生態系が崩れてしまって、
当たり前じゃない常識が当たり前になってしまっている事が、問題かなと。
強い者が勝つ。
のでは無くて、
勝った者が強い。
これが日本でもスタンダードになれば、もっともっと日本の音楽業界が面白いものになると思う。
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勝った者が強いじゃなくて、強い者が勝つ。
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