R&Bっていうジャンルを、
個人的には流行とかっていう見方では見ていないっていうか、見たくないっていうか。
でも、音楽シーン全体の流れで見ると、
「今、R&Bはキテるか?」っていう見方をする事は凄く大切なんですよね。
一言で言えば、
ニーヨが登場した2006年頃から比べれば、R&Bは全然キテません。
まぁ、この6~7年くらいで音楽シーンも色々と事情が変化してますしね。
昔みたいに、
ただ海外アーティストの楽曲をライセンスしてリリース、
っていう一連の流れも通用しなくなってきているんですよね。
たとえ、そのアーティストがとてつもないバックグラウンドを持っていたとしても。
でも、素晴らしいアーティストは素晴らしい。
素晴らしい楽曲は素晴らしい。
それらが広まる事は、更に素晴らしい。
時代と共にフォーマットは変化していくので、今の時代には今の時代のやり方で。
でもCDのビジネスは今後難しくなっていくでしょうね。
という事で、
現状CDリリースしたくても出来ない人達、これリアルな話。
この方の紹介。
The Wedding Singer - Steven Russell Harts
Steven Russell Harts (スティーヴン・ラッセル・ハーツ)
ご存知、R&Bコーラスグループ、トゥループのメンバーであり、
プロデューサー・チーム、ザ・アンダードッグスの元メンバー。
表立った活動、裏方の活動、
本人の色としては派手さはないんですけど、活動自体は相当派手なアーティスト。
派手さがないっていうのは、良い意味での大人しさっていう捉え方なんですけど、
バラード作らせたら相当な腕利き職人ですね。
ゆえに、ここ日本だと地味な印象になっちゃうんですよね。
今回は、特に『The Wedding Singer』というお題のもと、
ラブ・ソングを中心に揃えた内容っていう事なので、どうしても間口が狭くなってしまいがち。
でも、やっぱりこの人のバラードは相当素晴らしいですね。
ジョーに提供した"Shelter"を筆頭に、聞き所満載なスロウ・ジャム・アルバム!
Steven Russell Harts / Shelter
個人的に、
イントロ、インタールード、アウトロの心が浄化されるような美し過ぎるメロディが最高でした!!
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Steven Russell Hartsの最新アルバム『The Wedding Singers』
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