前から思っていたんですけど、
最近そう口にする海外アーティストが本当に多い。
「今のR&Bは死んでいる」
死んでいるっていうのは一部の人の大袈裟な表現かもしれないですけど、
同じようなニュアンスの発言をしている人は多い、です。
一番多いのは
「R&B本来の姿を取り戻す」っていう事になるのかな。
ニーヨも確かそんな事を言ってましたよね。
『Year Of The Gentleman』のリリースの頃。アルバムのコンセプトがそうだったような。
ジョーの『Doubleback : Evolution Of R&B』の時もそうでした。
いやー、このアルバムは最高でした!
1人のアーティストだけがそう唱えているのであれば、
またこれは事情がちょっと違うのかもしれないですが、
かなりの数のアーティスト達がそう言い放っているのがとても印象的で。
個人的な意見としては、
R&Bというルーツや歴史を重んじる事はとても大切と思う反面、
今のR&Bには今のR&Bなりな良さがあると思います。
頭でっかちになっちゃう気持ちも分からなくはないんですが。
偏見ではないですが、特に年齢層高めなアーティスト達からの意見としてこの訴えが多いのかな。
「若い奴らに任せておけん、だからもう1回やる」
とまではいかないにしても、最近復活する90'sのR&Bアーティストも多いですね。
・ハイ・ファイブ
・H・タウン
・シー・シー・ペニストン
・ティナ・ウィリアムズ
・ソロ
・ソウル・フォー・リアル
・リフ
・トゥループ
・キース・ワシントン
・ニコール・ジャクソン
・トゥデイ
フル・フォースのデビュー30周年を記念した新作には、
もうオールスターと言わんばかりの超豪華な面子が一堂に集結しちゃってますしね。
最近活動が活発化してきたジャム&ルイスがバックアップして登場したソロなんかは
「ソロは今の死んでいるR&Bシーンを救出するグループ」
くらい言っちゃってますからねw
確かに90年代って、今振り返れば凄かったですからね。
音楽そのものが記憶に残りやすいフォーマットがしっかりあったという事も大きいと思いますが。
一時代を築いたアーティスト達がそう思うのですから、
その考えも一理あるんでしょうね。
しかし、水面下には素晴らしい楽曲を生み出すアーティストは今も沢山いますけどね。
まぁ、でも全然目立ってないんですけど。。
結論。
無いです。
僕は今のR&Bも昔のR&Bも好きです。
今のR&Bシーン、僕は全然死んではいないと思いますが、
ただ、今のR&Bシーンにおいてダサイ曲も多い。そうも感じます。
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今のR&Bは死んでいる??
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