先日の北海道で、改めて感じたとても大切な事。
それは、音楽の世界で最も大切な事は何か?という事。
これに関しては、人によって見解は全く異なると思いますが、
僕個人としては、クリエイティブな作業をする人、つまり楽曲を生み出してくれる
アーティスト、プロデューサー、ミュージシャン
の存在が最も大切だと思います。
もっとちゃんと言えば、彼らの存在が大切な事はもちろんの事、
音楽というクリエイティブな創作物を作ってくれる彼らに、
しっかりとお金が行き渡るという事が最重要事項、だと考えています。
僕が先日の北海道の旅で連れてって頂いたのは、はちきょうさんというお店。
北海道では有名なお店らしいです。
はちきょうさんのWebサイト
ここの名物はこちら。
お店のスタッフの方が、かけ声と共にイクラをのせまくってくれるつっこめし。
「ストップ!」と言うまでイクラをかけ続けてくれるという、何とも贅沢な1品。
不味い訳が無いんすよ、美味過ぎるんですよ。
でも、これを食べるには条件があり。
・年々イクラの漁獲量が減っているので、海や川に行ったらゴミを拾って欲しい。
・労働基準法で守られていない過酷な場所でイクラをとる漁師の皆様に失礼の無いよう、一粒残さずに食べる事。
・万が一残した場合は、来年も良いイクラがとれるように募金をしてもらう事。
ざっとこんな感じ。
これをお客さんに強制させるんです。
僕は、このお店のこのシステムを知って、泣きそうになりました。
カッコよ過ぎる。
僕らはお金を払えば、簡単にこの美味しさが味わえるけど、
厳しい環境の海や川でいくらお金を振り回した所で、鮭が釣れる訳でも無いし。
それって、音楽も一緒じゃないすか?
素敵な音楽を作ってくれる人達がいなくなれば、僕も仕事が無くなります。
だから僕はアーティストにお金が流れる仕組みを、絶対に守りたいと思います。
彼らが曲を作ってくれるから、全てが始まると思っていますので。
そう考えると、ストリートのミックスCDや、中古のCDもNGっていう事になっていまうのですが。
ストリートのミックスCDや中古盤がいくら売れても、
アーティストには1銭もお金が入りませんから。
とは言え、このR&Bというジャンルはまだまだ本当に小さな世界なので、
まずは好きになって頂くと言う方をとにかく増やす事が大切かなとも思っております。
北海道にて、当たり前だけれどもとても大切な事に改めて気付かせて頂きました。
感謝。
ありがとう、いくらちゃん。
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絶対に守るべき事。
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